3月9日（火）午後、2020年度しまね建築・住宅コンクールの表彰式が行われました。
建築物部門で最優秀賞を受賞した本園は、1番最初に登壇し、丸山知事から賞状をいただきました。全文を読み上げられたのは最優秀賞だけでした。
副賞として、石州来待瓦と同じ材料と工程で作られた、オリジナルの表彰銘板をいただきました。
入賞した建築物を紹介する冊子が配られました。最優秀賞だけは、見開き2ページで紹介されています。
審査委員長の島根大学総合理工学部建築デザイン学科教授、細田智久氏のコメントが掲載されていました。
新園舎で最初の年度が間もなく終わろうとしています。
卒園式は密を避けるため、「本堂」で行います。1つ1つ新たな歴史が刻まれていきます。
子どもたちは日々の生活の中で、常に新しい発見をしています。そして興味深い発見をすると、その発見にじっくりと関わり、「あれ、これはどうなっているんだろう？」「こんなことをしたら面白いかもしれない！」などと考えを巡らせ、どんどんイメージを膨らませていきます。更に、その膨らんだイメージを何とか形にしたいと願い、試行錯誤や葛藤を繰り返します。一人でじっくりと取組んだり、友だちと思いを共有したりしてやり遂げた時、満足感や達成感を得、また新しい発見や発展へと繋がっていくのです。
子どもたちがこのサイクルを繰り返し経験していくためには、保育者による「子ども一人一人を生かした的確な環境構成と援助」が必要不可欠です。本園では、子どもたちの発見を大切にし、豊かな感性や思考力・創造力・表現力などを育み、主体的に生活を楽しむ子どもを育てるための環境構成と援助はどうあるべきかを考え、日々の保育に取組んでいます。
幼児期は実体験がとても大切です。自分の目で実物を見ること。自分の手で実物に触れること。そして自分の体で体験すること。特に、幼保園という集団だからこそできる体験があります。保育の中での体験活動を大切にしています。
子どもたちは生き物に強い関心を持っています。野菜作りをしている畑の土を掘り返せば、そこには小さな生き物の世界が広がっています。小さな生き物と関わりながらいのちのつながりを感じ、自分たちが育てた野菜を食べることで、いのちに対する感謝の気持ちを大切にすることができます。幼児期だからこそ、純粋にいのちを感じることができます。
