毎年開催される「斐川だんだんよさこい祭」が今年は中止になったことから、年長の青組さんは、自分たちで「よさこい祭」をしようと、1学期から準備を進めてきました。
12月22日（火）にその本番があり、園内全員が「よさこい祭」を楽しみました。
最初は青組さん全員による「よさこい踊り」です。
次に、青組さんが作った「屋台」と「ゲームコーナー」と「おばけやしき」ができました。
0歳児ひよこ組さんは、「ボールプール」でご機嫌でした。
1歳児りす組さんは、大好きな「やきそば屋」さんで行列です。
2歳児うさぎ組さんは、「たこやき屋」さんが人気でした。
青組さんからもらったチケットで買い物をしたみんなは、さっそくたこやきややきそばを食べたり、おもちゃで遊んだりしていました。
「よさこい祭」が終わると、今度は給食が屋台になって出てきました。先生たちが「いらっしゃい！いらっしゃい！」と声をかけると、子どもたちは本物のやきそばやからあげをお皿に入れてもらっていました。みんなでそろって食べる２学期最後の給食は、またいつもと違ったおいしさを味わうことができました。
子どもたちは日々の生活の中で、常に新しい発見をしています。そして興味深い発見をすると、その発見にじっくりと関わり、「あれ、これはどうなっているんだろう？」「こんなことをしたら面白いかもしれない！」などと考えを巡らせ、どんどんイメージを膨らませていきます。更に、その膨らんだイメージを何とか形にしたいと願い、試行錯誤や葛藤を繰り返します。一人でじっくりと取組んだり、友だちと思いを共有したりしてやり遂げた時、満足感や達成感を得、また新しい発見や発展へと繋がっていくのです。
子どもたちがこのサイクルを繰り返し経験していくためには、保育者による「子ども一人一人を生かした的確な環境構成と援助」が必要不可欠です。本園では、子どもたちの発見を大切にし、豊かな感性や思考力・創造力・表現力などを育み、主体的に生活を楽しむ子どもを育てるための環境構成と援助はどうあるべきかを考え、日々の保育に取組んでいます。
幼児期は実体験がとても大切です。自分の目で実物を見ること。自分の手で実物に触れること。そして自分の体で体験すること。特に、幼保園という集団だからこそできる体験があります。保育の中での体験活動を大切にしています。
子どもたちは生き物に強い関心を持っています。野菜作りをしている畑の土を掘り返せば、そこには小さな生き物の世界が広がっています。小さな生き物と関わりながらいのちのつながりを感じ、自分たちが育てた野菜を食べることで、いのちに対する感謝の気持ちを大切にすることができます。幼児期だからこそ、純粋にいのちを感じることができます。
