ごあいさつ
こんにちは! 光幼保園は、ののさま(ほとけさま、あみださま)がまん中にいらっしゃる認定こども園です。そして、ののさまにいつも見守られながら、子どもたちや保護者の皆さん、それに園の職員がみんなで仲良く毎日を過ごしている「光の園(その)ファミリー」です。この明るい園舎と広い園庭で思いっきり遊びこんで、いろいろなことを考え、友だちと力をあわせて、楽しい思い出づくりをしましょう!
乳幼児期は人生のスタート、人として生きる最初のステージです。この時期をどのように過ごすのかによって、その後の成長が左右されるといってもいいでしょう。先進国と呼ばれる国々では、かなり以前から幼児教育の重要性に気づき、国策として取り組んできた実績があります。一方わが国ではやっと最近になって、その重要性に触れられるようになってきました。そしてその最先端にある乳幼児施設の在り方が、「幼保連携型認定こども園」です。
乳児期には、一人一人の育ちをしっかり見極め、その子に合った適切な援助が不可欠です。幼児期には、個性を認めながらも、また集団生活でなければできない経験も必要です。世界の幼児教育の流れは、「非認知能力(ひにんちのうりょく)」を中心に据えています。非認知能力とは、「目標に向かって頑張る力」「人とうまく関わる力」「感情をコントロールする力」など、人として生きていくうえで、どうしても必要になってくる個人としての能力を意味しています。一人一人の成長・発達には違いがあります。その違いを認めながらも、互いに関わりあいながら、ともに生活していく集団をつくっていくのが、幼保連携型認定こども園光幼保園が目指している幼児教育・保育の姿です。
園の理念―建学の精神―
仏教精神による宗教的情操教育を基盤として豊かな心を育てる教育・保育を行う
宗教的情操教育とは
本園の背景には、浄土真宗本願寺派(本山は西本願寺)に所属する源光寺というお寺の存在があります。元々源光寺の境内の中に建てられたのが、本園の始まりでした。教えを説かれたのは、親鸞(しんらん)さまです。親鸞さまは、90年の生涯を通して「真実まこと」を求めて生き抜かれましたので、浄土真宗本願寺派の保育連盟では、「まことの保育」と呼んで幼児教育・保育に取り組んでいます。ご本尊は「あみださま」で、子どもたちは「ののさま」と親しく呼んでいます。
ののさまは、大きな心の持ち主で、常に私たちをやさしく見守ってくださっています。うれしい時にはののさまも一緒に喜んでくださり、悲しい時には一緒に悲しんでくださる存在です。私たちのちっぽけな存在を越えた、はるかに大きい存在のののさまの心を感じながら過ごしていくなかで、「宗教的情操」が育まれてきます。情操は、感性あるいは感受性と言い換えることができます。子どもたちだけではなく、保護者も保育者もみんなの心が育てられていくのが、「宗教的情操教育」です。